ノンフィクションにご注意を
一瞬いつも寝ているベッドに目線をやり、考えるのは溝渕の事。


アイツあれから隣室に戻った気配無いけど、もしかしてリビングで寝落ちしちゃってるんじゃないか…?


もしそうなら明日も学校あるんだし、きちんとベッドで休んだ方がいいだろう。


「休日だとしても、体冷やすのは良くないよな」


そう呟いて、溝渕の様子を見に行こうと、腰を上げた時だった。


コンコン…と再びドアがノックされたのは。


「へっ……?」


親父は出張中。芙美さんは先程出て行った。


となると現在ノックが出来る人物は溝渕しかおらず、数秒間固まるオレ。
< 272 / 314 >

この作品をシェア

pagetop