ノンフィクションにご注意を
「アナタの愛情を一人占めしたいのは、私も許斐君の事が好きだからって気づいたの………それでさっきはビックリして、咄嗟に隣戻ろうとしちゃって……」


「………」


「だけど許斐君の事好きって想いは、勘違いでも同情でもないから!こんな私で良かったら、私を彼女にして下さいっ!」


恥ずかしさと緊張で頬を紅潮させながら、頑張って最後まで言い切る。


人に恋としての"好き"を伝えるって、こんなに勇気のいる事だったんだな……


自分の体も震え始めたのを感じ始めた瞬間、許斐君にギュウウウウッ!と上半身が抱きしめられた。


「ブワッ!?」
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