ノンフィクションにご注意を
オレがそう言うと、親父は喜びを隠しきれない様子だった。


どうやらこの話題を出すのに、相当緊張していたらしい。


「良かった……じゃあ芙美さんに了承してくれたって言っとくからな。間違えて予定入れるんじゃないぞ」


「んな事しねぇよ。ちゃんと部屋のカレンダーに書いとくし」


そしてその話題はそこで終わり、それからは普通に学校での話や職場での話に戻っていった。


食べ終わった後はお互い風呂に入って、髪をドライヤーで乾かしたオレは体をホカホカさせたまま自分の部屋へ。


「フゥ……」


ベッドに寝転び、深く空気を吐き出した。
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