ノンフィクションにご注意を
とうとうオレ、芙美さんに会うのか………


今までどんな女性なんだろうって、想像した事は多々あった。


親父の話によると、芙美さんは家庭的で優しくて……ちょっとおっとり系らしい。


おっとり系って事は、うちのクラスだと佐渡みたいな感じなのかな?


「よっと…」


寝転んだばかりのベッドから身を起こして、タンスの上に飾ってあった写真達を眺めた。


小学校時代の修学旅行の写真に、男友達と撮った写真。


淡いブルーの写真立てに飾られた写真は、オレの6歳の誕生パーティーの時の写真だ。


真ん中にオレ、こっちから見て左隣に親父。
< 37 / 314 >

この作品をシェア

pagetop