ノンフィクションにご注意を
慌てて頭を下げた私に、巌さんはクスッと笑う。


「そんなに硬くならないで。君の事はお母さんからよく聞いてるよ。想像通り礼儀正しくていい子なんだね」


「い、いえ、そんな……!」


ヒ…ヒャアアアアア!!どうしよう!!


巌さん、超カッコイイんですけど!


濃紺のスーツをビシッと着こなしてて、サラサラの黒髪から覗く瞳は優しげな印象。


鼻も高いし、唇は目とは逆に色っぽいし、正直今までした想像のどれよりもカッコイイ!!


うちのポワポワマザーがこんな人とつき合ってたなんて、玄関先に隕石が落ちてきた並のインパクトだわ………
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