ノンフィクションにご注意を
よく分からないけど今は巌さんとようやく話す事が出来る機会なんだから、特に気にしないでおこう。


「ねぇ、礼於君は?」


グッと気を引き締めてると、お母さんが巌さんに問いかけた。


えっ……礼於?礼於って………


「ああ、アイツは今トイレに……」


「すみません、遅くなりました!」


巌さんが何か言いかけたと同時に、さっき店員さんが閉めた扉が再び開かれる。


しかし入って来た人物は店員さんではなく…私がよく知っている人物だった。


「こっ、許斐君…!?」


なんと私達の目の前に現れたのは、私のクラスメイトの許斐 礼於君。
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