ノンフィクションにご注意を
オレが溝渕に望んでいたのは、『クラスメイト兼妹』なんかじゃない。


『クラスメイト兼彼女』だったら喜んで受け入れられるが、そんな…妹ってマジかよ……


「な、なぁ親父、芙美さ「お母さん、巌さん」」


ちょっと考える時間をくれと言おうとした時、ずっと黙っていた溝渕が口を開く。


「私は…2人が本当に結婚したいのなら、お祝いするよ」


「えっ………」


「摩友子、ホント!?ホントにいいのっ!?」


「うん……巌さん、お母さんをずっと幸せにして、守ってくれますか………?」


「もちろんだよ摩友子ちゃん……っ!ありがとうっ!」
< 64 / 314 >

この作品をシェア

pagetop