ノンフィクションにご注意を
ニコニコ笑顔でお礼を伝えた私は、許斐君の頬が若干赤く染まっている事に気づかない。


「あっ……マンガがある!!」


ふと許斐君の部屋の内部をよく見てみると、彼の体越しに勉強机の横に立つ本棚が見えた。


茶色の木製の本棚には、普通の本と一緒にマンガ本も置いてあるっポイ。


「あーーー…溝渕ってアニメやマンガ好きなんだっけ……良かったら見てみるか?」


「へっ、いいの!?」


「いいよ。だけどお前が好きそうな少女マンガ系は、一切無いぞ。全部少年マンガだ」


「大丈夫。私少年マンガも守備範囲内だから☆お邪魔しまーーっす♪」
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