ふうこさんと見えない夏目くん
関わらない方が良さそうなので、バレないようにゴミを捨てようと決めた。

だが、ここを通らねばごみ捨て場には辿り着かない。


「夏目お前は死んだんだって!!!」


どうしようかと狼狽えていたところ、耳に入ってきたのはなかなかの衝撃フレーズ。
思わず持っていたゴミ袋を落としてしまう

無音で落ちてくれればいいのに、ゴミ袋は大きな音を立てた。

息を潜めたけれど、独り言の彼はこちらに気づいたようだった。


「くそっ……出てこいよ隠れてないで」

「……ごめんなさい」
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