幼馴染みが隠してきた想い
蓮翔ver.
蓮翔ver.
「優、ちょっといいか?」
「ん?どした??」
そう、俺は決めたことがある。
「俺、花火大会の日に蘭に告ろうかと思う」
「マジで言ってる?」
「あの鈍感だと何も気づいてもらえない気がする」
「そうだな、俺も協力するよ」
俺には可愛いすぎる幼馴染みがいる。
けど、小さい頃からずっと一緒だったから、男として見られていない。
俺だって蘭と付き合えるなら付き合いたい。
だけど、こんなに分かりやすいのに、疑いすらない。だから、俺は告る。
聞いて貰えるだけでいい
そんな小さな気持ちで好きでいるわけでもない。
俺に残された時間はあと少しだから…