幼馴染みが隠してきた想い
隠されてきた真実
「俺は癌だ、悪性の癌だ」
「見つかったのは2年前」
「気づくのが遅すぎたんだ」
「あと1年しか生きられないと言われた」
「あと1年で俺は死ぬ」
「だけど、ドナーが見つかれば可能性がある」
「ドナーが見つからなければ」
「俺が助かる可能性はない」
「お前に悲しい思いさせたくなかった」
「けど、俺はそれでもお前に知っていて欲しかった」
「お前が好きなことも知っていて欲しかった」
「俺はもう一緒にいれないかもしれない」
「もう守ってやれないんだ」
「もうお前といれなくなるかもしれないんだ」
「蘭、ごめんな」