幼馴染みが隠してきた想い
手の届かない存在

「ねぇ、嘘だよね?」

「嘘だって言って?嘘だよね?ねぇ、蓮翔」

「なんとか言ってよ、」

涙が止まらない。なんで蓮翔なの。

「ねぇ、蓮翔…うそ、たど言って?」

「蘭!!!!!!!!!!」

ビクッ

「嘘じゃない、嘘と言いたが嘘じゃないんだ」

「蘭、俺だって、俺だって辛いんだ」

「お前を守ってやれなくなる、約束したのに」

あぁ、まだ覚えていてくれたんだ

「お前の笑顔が見れなくなるんだ」

蓮翔、泣いてる…初めて見た。

蓮翔はいつでも強いと思ってた。

また蓮翔のほうが
辛いはずなのに私が泣いちゃったね
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