幼馴染みが隠してきた想い
「は?なんて言った?ふざけるなよ」
「意味わかんねぇよ、ふざけるのも大概にしろよ」
「ふざけてないの」
「意味わかんねぇよ。蘭を連れてこいよ!」
「おい、丹代、優、誰でもいいから」
「蘭の笑った顔が見てぇんだよ。伝えたいんだよ」
「俺は助かることができた。好きだって」
「蘭ちゃんはね、あなたを最後の最後に守ったの」
頭を金づちで殴られたようだった
意味わかんねぇよ、蘭が死んだ?
蘭が俺のドナーだってことか?
「なんで蘭が死んだんだ?」
「なんで!蘭が死なないといけなかったんだ!!」