私たち人間だって、狭いところにいたらぶつかることなく動けるとは言えません。ドラゴンも同じような状況に置かれ、体をぶつけてしまうのです。
ドラゴンはただ動いただけ。それでも人々の大切な日常を奪ってしまう。
そんな状況を見て師匠はドラゴンを討伐します。それも残酷な方法で。
ドラゴンに悪気はないしできることなら命だけは助けてほしい、それが無理ならせめて一思いにと思いますが、強い力を持った故に責任感を必要以上に重くしてしまったのかもしれません。日常を守るため、自分は手を汚してでも倒さなければいけない。
ドラゴンを倒す力を持つのは自分だけ。他の人にはできないのだから……と自分を追い込まず、両方を守れるような柔軟さを持ちたいと考えさせられます。