不器用彼氏による不器用な愛情表現
「そんなにへこむなら突き放さなきゃよかったのに。」
「別に、、、凹んでるわけじゃないもん。」
「まぁ、あれは瑠衣くんが悪いけどね。分かりにくすぎるもん。」
「見てたんなら、助けてくれればよかったのに。」
「私が何をするのよ。彩だって言うときは言わないと。我慢してたらストレスがたまるだけだよ。
そんな状態じゃ許してあげられることも、イライラしてダメになっちゃうかもよ?
あそこでもっとはっきり言えたら良かったんだけどね。」
「好きって言って、安心させて!って?無理だよ。むりむり!!」
「まぁ、無理だわな。できたらここまでこじれてないだろうし。」
「難しい。嫌われたくなくて何にも言えない。」
「まぁまぁ、今日で学校も終わりだし。この新しいクラスで教材受け取ったら、元のクラスに戻ってHRじゃん。」
「そうだね。頑張る。」
「放課後はバスケ部は部活だし、なんか甘いものでも食べに行こうね。」
「それがいい!アイス食べたかったんだよねぇ!」
「それと、メイク道具も一通り買おうよ。」
「うん、よろしくね、美玲先生!」