モテてしまう俺
ちょうどお昼だったため、俺らはまず、ファミレスへと向かって、お腹を満腹にさせた。
それから、デパートへ向かい、その中にあるゲーセンで、ゲームをしたりプリを撮ったりして楽しんだ。
「ちょっと疲れた、休まね〜?」
足に限界を感じた俺は、淳也に聞いた。
「俺もだ……じゃあさ、小腹も空いた事だし、ドーナツでも食わねー?」
「そうするか」
それから俺らはデパートを出て、近くにあるミスドへと向かった。
「いらっしゃっいませ〜」
中に入ると、店員から一斉に言われる。
俺らは、ちょうど空いてた窓際のテーブルに腰を下ろした。
「真地何食う?」
「チョコ系以外なら何でも〜」
「何でもいいんなら、俺持ってきてやるよ!」
「まじっ!?サンキュー」
俺は、財布から三百円ぐらい取り出し、淳也に渡した。
そして、淳也は席を立ち、ドーナツを買いに行ってくれた。
「つかれたぁ〜」
ちょっと腕を延ばし、楽になる。
テーブルに顔を置きながら店内を見渡した。
女子達がそんな俺を見て笑っていた。
「カッコイイね〜」
なんて言ってた。
「はぁ〜〜」
ため息をつくと、顔をテーブルに伏せた。
そこに、ドーナツが置いてあるプレートを持ちながら淳也がやってきた。
「はい、お釣り」
淳也が俺に渡す。
「そんぐらい、あげるよ」
「やったぁ〜〜☆」
子供みたいにはしゃぐ淳也。
たった三十円のお釣りに…。
それから、すこし語りながらドーナツを食べた俺らだった。