モテてしまう俺
それから3時間ぐらい
経っていた。
「ん〜…」
いつの間にか寝ていた俺は、目を擦りながら周りを見渡した。
携帯の画面を
見てみると7時を
まわっていた。
今は、中瀬と藤本と田中が前に出て歌って、涼也は前田と何か楽しそうに話をしていた。
坂田は……
いなかった。
まさか、あいつ帰ったのか…?
焦りで胸がドキドキする。
「坂田は?」
前田と楽しそうに話していた涼也だったが、俺が割り込んだせいで少し不機嫌になってしまっていた。
まぁーそんな事は無視して、涼也の返事を待った。
「ん〜…?そう言えばいないな」
はぁ〜〜〜
お前、どんだけ坂田を見てないんだよっ
そんな涼也に怒りながら
隣にいた前田に聞いてみた。