見えない鎖に縛られて。
『なぁ、なんで他の男と話したりするんだよ!?俺はもう、嫉妬で気が狂いそうだ。あぁ、殺したい。お前を殺して、俺だけのものにしたい。』
『ここに来るまでにで誰かと話した?』
『ハハッ。話してない?なに嘘ついてるんだ?俺は知っている。いつでも、お前を見ているから。』
『俺は、お前を愛してる。だから、お前をおれだけの物にしたいんだよ。』
冷たいナイフが、私のお腹に刺さってくる。
私は、激痛を耐えながら彼を見た。
彼は、笑っていた。
あぁ、何を間違えたのかな?
私はずっと、見えない鎖に縛られていた。
もう、解放されるのかな。
そんなことを思って、私は彼の腕の中でその人生を終えた。