孤独少女の初恋の相手は暴走族!?
え、なにこの人。なに言ってんの!?
「あの、私は家出なんかじゃ…親戚の家に行くって言ったじゃないですか。」
「そんなん嘘だろ?
わかりやすい嘘つきやがって、この俺を騙せると
思ったのか、バカ。」
バカ!?なにこの人ほんと意味わかんない。
「まぁまぁ、なんとなく事情はわかったから
とりあえず座りなよ。」
なんて、優しそうな雰囲気の人に言われた。
「いいえ、私あなた達みたいな人と仲良くなるつもりないのでこちらで失礼させていただきます。」
少し失礼かなと思ったけど、もう二度と会うことなんてないから別にいいか。
私は振り返りドアに手をかけた。
その時、隣にいた彼が私の手首を掴んで無理矢理フカフカなソファーに座らされた。