孤独少女の初恋の相手は暴走族!?
彼の優しさにまた涙が出てきた。
彼はそっと抱きしめてくれた。
彼の心臓の音が心地よかった。
少しずつ落ち着いてきたところで
「りさは料理できるか?」
「え!?」
「どした…?」
「あ、いや、いきなり名前で呼ばれたから
びっくりした、だけです…」
「あ〜敬語いらない。俺のことは隼人でいい」
いや、いきなり呼び捨てはきついでしょ。
「あ、わかりました。頑張ります。
料理は簡単なものなら作れますよ?」
「じゃあ、作って腹減った。
てか、敬語直せ今言ったばっかだろ」
と言いながら彼が笑った。
正直すごくかっこよかった。
見惚れてしまうほどに。