地味女子。〜恋物語〜

(あー。この道、
この時間がずっと続いてほしい...)

そんなことを考えながら
歩いていた。

だけど、
時間は待ってはくれなくて
彼が何の会話しているのかなんて
全然わからなくて、

ただ、彼は確かにそこにいたと
いうことだけは、わかっていて...

刻々と、別れの時間は迫っていた。

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