地味女子。〜恋物語〜

私の頭の中は
それどころではなかった。

(なんで目が合った...⁈
たまたまか...え。じゃあ、あの
“あっ”って何⁈はー⁇わかんないよーー)

パニックだった。

とにかく早歩きで歩き続け、
駅に着いた時に、水元の存在を思い出した。

私は、キョロキョロと周りを見渡すと、
後ろから、ゆっくりと歩いてくる水元がいた。

私は、やってしまった...と
言わんばかりの表情で彼女を見つめていると
追いつかれたときには、おもいっきり
睨まれた。

「動揺しすぎ。」

そう言って、水元は駅の中へと
入っていった。

< 116 / 200 >

この作品をシェア

pagetop