地味女子。〜恋物語〜

ホームに着き、
空いてるベンチに、二人
腰かける。

少しの間、沈黙が続く。

「はあ.....。これだから、恋愛初心者は」

そう話し始めたのは、水元だった。

私も、なぜか
確かに...と思いながら
少し悔しくなって

「水元じゃ...ないの....」

と、反論した。
これが、精一杯だった。

「いや、私はしたこともないよ」

なぜか強気で返してきた。

「でも、あんな反応されたら
周りも不思議に思うし、それにさ....」

「...それに?」

「いや、卯野君
なんか、言いたそうだったよ」

「あ...うん。」

私も気になっていた。

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