地味女子。〜恋物語〜
「おうー席に着けー。出席取るぞ。」

先生の大きな声で、みんなパラパラと
自分の席へと向かう。

私も、空いた自分の席に着く。

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「はい、相原ー」

<はい>

「安島ー」

<はい>

「井川ー」

<はーいっ>

「飯島...
-ガラガラララッ‼ -

⦅ すいませんっ!!!遅れました!! ⦆

「おまっ・・見たらわかるわ!
席着け、席‼ 」

⦅ はいっ!! ⦆
威勢のいい声。

クラス皆

いつものーみたいな表情で

笑い声が教室に響く。

彼は、大きな荷物を抱えて

窓側から1列目、後ろから2番目の席に

座った。

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