地味女子。〜恋物語〜

「もう、彼と、
会わせる顔が...ない...」

ボソッと呟き、窓の外を見た。

眩しい日差しが差し込んだ。
まだ、夏が続くかのような光だった。


-ガラガラガラ―

「よっ」

私は、うつ伏せのまま
なんとなく、声がした
出入り口のドアを見た。

-ガタンッツ-

その瞬間、ありえない光景に
勢い良く立ち上がった。

目の前には、彼がいた。

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