地味女子。〜恋物語〜
私は、あらかじめ
用意していた資料を渡した。
1年生は全部で6名。
私の中で思っていた
以上に人が来た。
だから、資料は、
案の定、足りていなかったが、
隣の人と一緒に読んでもらうことで
どうにかなった。
今まで先輩らしい振る舞いなんて
したことがなかったから、内心
心臓が飛び出しそうな位
上がっていた。
だが、先輩方の顔を思い浮かべ
深呼吸し、話し始めた。
どういう部活なのか
部活に対する思い、
目一杯伝えたつもりだった。
そして最後の30分間は、
簡単にクロッキーをし
仮入部は終わった。