地味女子。〜恋物語〜
「あの...」
校門の前で、誰かに呼び止められた。
薄暗くはっきりとは、わからない....
ゆっくりと私に近づいてきた。
そして、半径1mほどの距離で
丁度、街頭の明かりが当たり顔が分かった。
「あー!さっきの子?」
「そうです!」
話しかけてきたのは、先ほど
仮入部に来ていた、男の子だった。
今日の仮入部は10人ほど居たのだが
そのうちの2人は、珍しく男の子だった。
男の子は、
絶対ないだろうと話していたところに
まさかの登場だったので
さっき、片付けをしていた時も、
同期3人の中で、話題になったほど
だった。