地味女子。〜恋物語〜
私は、全て話した。
おかげで、気持ちはすっきりした。
(ありがとう...!水元!!)
だが、案の定
水元が、もやもやした顔をしている。
「だから、話したくなかったんだって!」
私は、水元に対して
強めにいった。
水元は、また不貞腐れたような顔付きで
「だって、気になんじゃん!あの言い方!
....んだあ!!!なんなんだよ!そのマッシュ!」
なぜか、怒りを爆発させながら
私に訴えかける。
「...だから、言いたくなかったんじゃん。」
私は、ボソッと呟き
少し、落ち込む。
私のその姿を見た水元は
悟ったように
「ごめん...」
とすぐに謝り
「..とりあえず、そいつから目を離すな!
どんな噂、流されるか分からん、警戒しよう」
そう言い、真剣な眼差しでこちらを
見ている。
私は、何も
言い出せないまま、大きく頷いた。