地味女子。〜恋物語〜
(いや、断ろう...
マッシュくんに入部を辞めてもらえないか
相談しよう。)
そう、思い直し、
言葉を発しようとした時だった。
「確かに。ごめん。
私も自分勝手に発言しすぎた。
楚和が悪いわけでもないし、マッシュくんだって
一見、チャラそうに見えるが、案外いいヤツ
かもしれない。
本気で学部に入ってくれようとしているのかもしれない・・・
楚和の言う通り、様子を見よう。」
よっちゃんがそう呟き
「そうだね、私も、マイナスにとらえすぎた。
ごめん、楚和。それと、私達を頼れ、確かに途中入部で
頼りない面もあるかも知れないが、全部、1人で抱え込むな。」
なっちゃんも続けてそう言ってくれた。
部活は関係ないが
皆、頷きながら、頼っていいよと言ってくれた。
私は、嬉しくなり、
その感情がこみ上げ、つい
泣いてしまった。
(全部、1人で考えなくていい、
皆と共有すればいい...)
私は、その瞬間
今まで抱えてたプレッシャー
のようなものが一気に吹き飛んだ。