地味女子。〜恋物語〜
そんなこんな考えていると
放課後になっていた。
皆が帰っていく中、私も
ゆっくりとA子ちゃんのところに向かう。
(ここは、明るく!笑顔で!)
と心に唱えながら
A子ちゃんに話しかける。
私「一緒に帰っ「A子:ごめん、今日は無理。明日、またね」
と食い気味に、目も合わせずに、A子ちゃんは教室を後にした。
(あー...。そんなに1人なりたいくらい辛かったのか。)
と思い直して、私も荷物を持って教室を出た。
その日の夜、
(A子ちゃんに明日なんて声かけよう...)と
悩んでしまい、なかなか寝付けず
朝を迎えた。
眠れてないせいか
フラフラしながら学校へ向かう。
教室に入ると、いつものように
ざわざわしていた。
(お。なんだ!元気になったのか!)
その瞬間、眠気なんて一気に吹き飛んだ。
私は、うれしくなって、笑顔で
親友A子ちゃんのもとへと向かった。
「おはよう!」
私は、大きい声で、明るく、A子ちゃんに話しかけた。