地味女子。〜恋物語〜

A子ちゃんは、その声に
ピクリと、体が反応しながらも
こちらを見ない。

(え...どういうこと...?)
私は、意味が分からなかった。

周りも、いったん
話をやめて静かになった。が

「でさ、昨日のドラマの...」

また、話し始めた。

(何が起こっているんだろう...私何かしたかな....)
A子ちゃんの対応にも周りの対応にも意味が分からなった。

もう一度だけ....
少し怖くなって、声を震わせながら
「お、おはよう..!」
と言ってみたけれど、次は反応すらなかった。

何がどうなっているのか分からなかった。
私は、教室を飛び出した。
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