地味女子。〜恋物語〜
小学校6年生、私は皆の立候補で図書委員長なれた。
もちろん、図書委員というお仕事は好きだったから
嬉しかった。けど
それだけではなくて、私は、皆に立候補してもらえたことが
嬉しかった。
初めて皆に、存在価値を認めてもらえたような気がして
凄くうれしかった....
ずっと、どこか孤独だった。自分の親友は
とても人気者だから、私も自然と友達が出来た。でも、自分は
いてもいなくても一緒の存在。誰からも必要とされてない、と
ずっと思っていた。
そんな私が、みんなに「楚和にしてもらいたい!」
って、大袈裟だけど、
そう思ってもらえているような
感じがした。
皆に「楚和が必要」って言ってもらえているような
気がして、嬉しくて嬉しくて仕方なかった。