地味女子。〜恋物語〜
私は、ハッとした。
頭の中で叫んだはずが、
急に恥ずかしくなって
思わず、声に出して叫んでしまった。
- ダダダダッ、ガチャッ -
「何ッ!?どうしたの?!」
普段大人しい私が、あまりにも
大きな声を出したものだから
びっくりして、母親が部屋に飛び込んできた。
「な、なな何ででもな...い...」
私も、自分自身の声の大きさと
急に飛び込んできた母親に、
びっくりし動揺してしまい、言葉が詰まった。
「そ、そう?...あーびっくりしたー...
とりあえず、今日から、夏休みだからって
ダラダラせず、さっさと朝ごはん食べて夏休みの課題して
しまいなさいね!」
- ガチャ…ッ...タッタッタ...タッ..タッ…-
そう言い残して、母親は、下へと、おりて行った。
(そうか...今日から夏休みなんだ....)
いろいろな出来事がありすぎて
すっかり忘れてしまっていた。