好きのその先を




私も渋々手を挙げると
それと同時くらいに廊下側の一番後ろの席に座っていた男子が手を挙げた。





『 それじゃ、3人は決まりな。 』



こんなに早くに決まると思っていなかった担任はすこし嬉しそうに黒板に私たちの名前を書いた。



「 松嶋くんもやります 」


「 は? 」



彼の前の席の男子の肩に手を置いて、な?と微笑んで先生の方を見る。


まだ納得してなさそうだけど先生はその彼の名前を黒板に書き込んだ。




『 4人はちょっと残って他は帰って良いぞ〜 』






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