危ナイ隣人
あーあナオくん、そんな憎まれ口叩いたら……ほら、やっぱり小突かれた。
「京香さん綺麗だもん。口で言わなくたって、ぜったいみんなの憧れだったと思うなぁ」
「茜ちゃんってば……なんていいコなの。どっかの図体だけデカい男とは大違い。涙出ちゃうわ」
京香さんの腕が再び伸びてきて、私を包み込む。
この人の距離感、くるみと似通ったものを感じるなぁ……。
なんか、そう思ったらこのハグにも慣れてきちゃった。
「もういい歳だから涙腺ユルいんだろ。養●酒買ってやろうか?」
「ポチってもいいけど、その瞬間に明日退院できなくするわよ?」
「すんませんっした」
「よろしい」
改めて……この2人、絶対過去に何にもなかったんだなぁ……。
今はもう、ほんとに姉弟にしか見えないんだもん。
こうやって言い合いはするけど、ナオくんが大変な時に駆けつけるし、ナオくんも本当に心を許してる感じだし。
なんか……いいなぁ。
「……茜?」
「え……? あ、なに?」
「いや、ぼーっとしてたからどうしたのかと思って」
危ないあぶない、つい自分の世界に入っちゃってた。
高校の頃からの付き合いなんだもん、ぽっと出の私なんかが羨むことすらおこがましいよね。
「ごめんごめん。ちょっと考えごとしてて」
「ふーん。なんか悩みでもあんのか、JK」
「へ!?」
悩み。そんな単語が投げかけられるなんて想像もしてなかったから、びっくりした。
私今、そんな深刻そうな顔してた?
「京香さん綺麗だもん。口で言わなくたって、ぜったいみんなの憧れだったと思うなぁ」
「茜ちゃんってば……なんていいコなの。どっかの図体だけデカい男とは大違い。涙出ちゃうわ」
京香さんの腕が再び伸びてきて、私を包み込む。
この人の距離感、くるみと似通ったものを感じるなぁ……。
なんか、そう思ったらこのハグにも慣れてきちゃった。
「もういい歳だから涙腺ユルいんだろ。養●酒買ってやろうか?」
「ポチってもいいけど、その瞬間に明日退院できなくするわよ?」
「すんませんっした」
「よろしい」
改めて……この2人、絶対過去に何にもなかったんだなぁ……。
今はもう、ほんとに姉弟にしか見えないんだもん。
こうやって言い合いはするけど、ナオくんが大変な時に駆けつけるし、ナオくんも本当に心を許してる感じだし。
なんか……いいなぁ。
「……茜?」
「え……? あ、なに?」
「いや、ぼーっとしてたからどうしたのかと思って」
危ないあぶない、つい自分の世界に入っちゃってた。
高校の頃からの付き合いなんだもん、ぽっと出の私なんかが羨むことすらおこがましいよね。
「ごめんごめん。ちょっと考えごとしてて」
「ふーん。なんか悩みでもあんのか、JK」
「へ!?」
悩み。そんな単語が投げかけられるなんて想像もしてなかったから、びっくりした。
私今、そんな深刻そうな顔してた?