危ナイ隣人
すぐ出るって……なんで?
終礼後、脳内にハテナが飛び交ったまま塚田くんに連れられて教室を出ると、真帆とくるみ、近藤が既に帰る支度を済ませて立っていた。
困惑する私が説明を求めても全員フル無視、誰も事情を説明してくれないまま学校を出て、駅について、言われるまま電車に乗せられて……。
真帆のスマホによるナビによって行き着いたのは、なんと、ビルの中にテナントが入っているスイーツバイキング!
「……で、どういうこと?」
店員さんに案内された席に着いた後、いい加減説明を求める。
と、にっこりと笑ったくるみが口を開いた。
「美味しそうでしょ? 結構人気なんだよ、ここ」
「答えになってないんですけど」
女子3人ならまだわかるけど、近藤と塚田くんが揃って、しかも内緒で連れてこられる意味が分からない。
今のくるみを見るに、理由を教える気はなさそうだけど……。
「拉致された理由くらい教えてよ。テスト終わりだからって言うんなら、こんな連れてき方しないでしょ?」
終礼後、脳内にハテナが飛び交ったまま塚田くんに連れられて教室を出ると、真帆とくるみ、近藤が既に帰る支度を済ませて立っていた。
困惑する私が説明を求めても全員フル無視、誰も事情を説明してくれないまま学校を出て、駅について、言われるまま電車に乗せられて……。
真帆のスマホによるナビによって行き着いたのは、なんと、ビルの中にテナントが入っているスイーツバイキング!
「……で、どういうこと?」
店員さんに案内された席に着いた後、いい加減説明を求める。
と、にっこりと笑ったくるみが口を開いた。
「美味しそうでしょ? 結構人気なんだよ、ここ」
「答えになってないんですけど」
女子3人ならまだわかるけど、近藤と塚田くんが揃って、しかも内緒で連れてこられる意味が分からない。
今のくるみを見るに、理由を教える気はなさそうだけど……。
「拉致された理由くらい教えてよ。テスト終わりだからって言うんなら、こんな連れてき方しないでしょ?」