危ナイ隣人
「あ、そうだ。……これ、保護者の方に渡してって言われたの。女の子のお母さんの連絡先が書いてあるって」
忘れないようにスマホケースに挟んでいたメモを取り出し、お父さんに差し出す。
「私もお父さんの連絡先伝えたよ。近々向こうから連絡あるんじゃないかな」
「わかった」
ご両親にも直接お詫びとお礼がしたいって言われて、私は気にしなくていいですよって言ったんだけど、大人の世界はそういうわけにはいかないみたい。
ここから先は私にはよくわからないから、お父さん達にバトンタッチだ。
「足はどれくらいで治るって言ってたっけ?」
「1週間もかからないだろうって。既に昨日より痛くなくなってるよ」
今日の午前に受けた精密検査の結果は午後には全て出揃って、どこにも異常は見られなかった。
火災現場で倒れてたのも煙を吸って一時的に気を失ってただけみたいだし、検査結果も問題ないってことで、即日の退院が認められた。
唯一ダメージを負っていたのは左足首。
気を失う時に足を挫いたみたいで、目を覚ました時も痛みが走った個所だ。
忘れないようにスマホケースに挟んでいたメモを取り出し、お父さんに差し出す。
「私もお父さんの連絡先伝えたよ。近々向こうから連絡あるんじゃないかな」
「わかった」
ご両親にも直接お詫びとお礼がしたいって言われて、私は気にしなくていいですよって言ったんだけど、大人の世界はそういうわけにはいかないみたい。
ここから先は私にはよくわからないから、お父さん達にバトンタッチだ。
「足はどれくらいで治るって言ってたっけ?」
「1週間もかからないだろうって。既に昨日より痛くなくなってるよ」
今日の午前に受けた精密検査の結果は午後には全て出揃って、どこにも異常は見られなかった。
火災現場で倒れてたのも煙を吸って一時的に気を失ってただけみたいだし、検査結果も問題ないってことで、即日の退院が認められた。
唯一ダメージを負っていたのは左足首。
気を失う時に足を挫いたみたいで、目を覚ました時も痛みが走った個所だ。