危ナイ隣人
首を傾げて振り返ろうとしたところを、ナオくんの手に阻止された。


強制的に前を向かされ当惑する私の耳元に口を寄せて、ナオくんが意地悪に笑う。



「それがわからないうちは、まだまだガキだな」



な……何それ、どういうこと!?


その言葉の意味も私にはよくわからなかったけど、ナオくんの優しいモードは既に終わったらしく、最後まで教えてはもらえなかった。




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