とりあえずセックスをしよう
「ゴムありで2万ね」

私にはもうこれしかなかった。

彼には私の不貞がバレ、腹や顔をたくさん何度も何度も。

「違うの。これがないと私は、私は、」

届かなかった。理解されなかった。

心が満たされるのは彼だけだった。

(死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい)

フラフラしていた私をおじ様が拾ってくれた。

セックスをした。

おじ様は目を見開き、
鼻からぬける気持ちの悪い吐息は私の顔にかかった、
重い体で上から押さえ込んだ。

気持ち、、、良くなんかない、

でもこれしか、私にはこれしかない。

それから私は商売を始めた。
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