小さい君が強がる理由
ピピピピッ

ん〜、、。

はっ!もう朝!?全然寝れなかったよ〜

僕はハンガーにかけてあった新品の制服に手を通す

「入学式、、、友達出来るかな?」

小さい頃から人見知りで人と話すのが苦手な僕は入学式が嫌い

「あっ、もうこんな時間」

僕は急いで着替えてリビングに向かった

リビングに行くと案の定誰もいなかった
お母さんは僕たちのために朝早くから仕事に行き、夜遅くに帰ってくる。お父さんは毎日夜遊び。帰ってきたと思ったら僕たちに暴力を振るう。そして僕は一人っ子。兄弟はいない。
別に寂しくないし、、、

冷蔵庫にあるもので適当に朝ごはんを作った

「いただきます」

そういや最近誰かと食事したっけな?

「ごちそうさま」

食器を片付けて時計を見ると家を出る時間だったから急いで支度をして家を出た
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