[短]ダメな男

大学について
ある場所に向かった。

俺らが使う講堂の裏に
視聴覚専用の講堂があって
防音だし滅多に使われない。

オンナを連れ込むには
最適の場所ってわけ。


「はーるやー!!」

春夜は女を上に乗せ
絡み合ってる最中だった。

『おー!早かったな!』
『おい、ブス。おりろ。』

オンナは泣きながら
俺の横を通りすぎた。

「お前も飽きねーな!」

『俺は生涯現役だからね。
あ、この後ライブなんだ!
お前ドラムやってよ!』


「は?コンパじゃねーの?」



コンパに期待してた俺だけど
今日の対バン相手は
高校生だって聞いて
俄然行く気になった。
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