[短]ダメな男
いよいよライブが始まったけど
俺らのバンドはトリ。
夢華のバンドはラス前。
中に入ったけど
春夜と夢華はいなかった。
多分どっかでヤってる。
唯は中に入ると
暗いし知らない人ばかりだしで
不安そうだった。
俺は手を握ってあげた。
唯は恥ずかしそうに
笑顔をくれた。
唯がトイレに行きたいとゆーから
ついてったら
案の定、入口あたりで
春夜と夢華が絡まってた。
唯はその場を目撃して
走って外に出て行った。
唯は処女だと確信した。
『唯ちゃんっ!待って。』
「心一くん‥
ごめん。あたしビックリして‥」
『いいよ。
落ち着いたら戻ろ?』
唯は俺の胸の中にいた。