優しくツツンデクダサイ
しばらく櫻井先輩を目で追いながらサッカー部の練習を教室から見学していた。
ふと時計に目をやるともうすぐ6時だ。
ヤバイ、部活終わるわ。
今日も櫻井先輩来てくれるんだ。
帰りが一緒になったりしたら、待ち伏せしてたんじゃないかと勘違いされるかも……
私は急いで鞄をもち校門を出た。
良かったぁ。
私は安心して、家に向かい歩いていた。
「寧々ちゃん〜!」
え、櫻井先輩……??
振り向くと櫻井先輩がいた。
「どうせなら一緒に帰ろうぜ!」
とってもとっても嬉しくて、迷わず
「はいっ!」
と、笑顔で答えた。