Life×Love
「俺、カズの友達といとこなんだよ。そのいとこがのん。」
のんちゃん…?
あの佐川のん?
「なんでのんちゃん…?」
亮哉の苗字…確かに佐川だ…
だからって何で亮哉が一希を知ってるのよっ!?
まじで意味がわからない。
「のんが…那智の話をした。那智がカズってヤツと仲良しで那智はカズが好きだってことを…。」
のんちゃんに言ったのが失敗だった。
でも…亮哉は何でそれを知ってるのに私に告白をしたんだろう…?
「じゃあ…俺行くな…。笑顔忘れんなよ。会うこと…もうねぇから。」
微妙な笑顔を見せて亮ちゃんは人混みの中へと姿を消した。
もう会うことないの?亮ちゃんは、会うきないの?
私は言葉の意味がわからなかった。
だって、亮哉が消えるなんて。
想像できるわけないじゃん。
亮哉はまた笑顔で私にあいにくる。
そう思うじゃんか。
別れた今も…誕生日には笑顔であいに来てくれてたじゃん…
亮哉…あと5日で私…
14歳になるよ…
逢いにくるよね?
< 26 / 32 >

この作品をシェア

pagetop