Life×Love
夏休みあけの話だ。
「将ちゃん‥?」
将は那智を無視した。
那智は何度も将を呼んだ。
将は知らん顔をした。
しかし、その顔はどこかツラそうだった。
理由が分かったのは次の日だ。
敏たちに冷やかされた。
「お前将と付き合っとるやろ〜!こないだの夏祭り一緒やったろ!」
「夏祭り…?」
私…今年の夏祭り、のんちゃんと行ったのに…なんで?
付き合っている?
んなわけないじゃん…私達はただの友達なんだから。
将が変に顔を背けるのもこのせい?
なんでそんなに無視するん?
ちょっとひどいよ…
私は、最後だと思い
「しょぉっ!!」
叫んだ。それにびっくりしたのか将はこっちを向いた。
「なっ…んで…?」
私は理由を聞こうとした。
「ごめんな…オレ、耐えれんから。本当にごめんな…また…」
将が何か言おうとしていたけど私は
「いいよッ!!!!将のばか!」
と言って走りだしていた。
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