Last note〜特性を持つ者へ2
母親は俺に愛情ではなく、
トラウマと特性だけを遺してこの世を去ったけど

孤独ぢゃないと、レナさんと出逢って知った。

彼女のおかげで、
彼の父親が俺を警察の道へと導いてくれた。

そしてようやく、

俺と同じ"Last note"の特性を持つ者が

ちゃんと居るんだって知った時、

本当の意味で孤独ぢゃないと知る事が出来た…。

人は孤独だと言うけれど、
本当の俺は物凄く寂しがり屋で、
人が大好きだ……。

「新太くんと出逢って良かったっ。」

俺は新太を抱きしめた。
ガキみたいに泣きじゃくった。

わけも分からず新太はもらい泣きして、

「俺も青山刑事と出逢えて良かったです」

なんて、言ってくれた。

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