Last note〜特性を持つ者へ2
「事故ぢゃない。」
一方、事故処理が終わった本部の烏丸は、
ある可能性を考えて捜査をまだ続けていた。
「本田さん、ありましたわ。」
「どれだ?」
もうすっかり辺りは暗いため、
本田刑事は懐中電灯で烏丸が差す方向を照らした。
「…引っ掻き傷、か。縄の跡か?」
メガネを直しながら目を見張らす本田刑事。
「鑑識入れましょう。やっぱりこの事故、なんかおかしいで…」
烏丸の呟きに本田さんが疑問を投げかける。
「いつ、変だと思ってたの?」
「死体見た時です。あのJKの子の指先と、お腹の所だけ細かい傷が付いてたんすわ。」
「……青山くんを呼んでみるか?」
「嫌やけど、出番のようっすね。」
烏丸のツリ目は、夜行性動物のように目を光らせていた…。
ある可能性を考えて捜査をまだ続けていた。
「本田さん、ありましたわ。」
「どれだ?」
もうすっかり辺りは暗いため、
本田刑事は懐中電灯で烏丸が差す方向を照らした。
「…引っ掻き傷、か。縄の跡か?」
メガネを直しながら目を見張らす本田刑事。
「鑑識入れましょう。やっぱりこの事故、なんかおかしいで…」
烏丸の呟きに本田さんが疑問を投げかける。
「いつ、変だと思ってたの?」
「死体見た時です。あのJKの子の指先と、お腹の所だけ細かい傷が付いてたんすわ。」
「……青山くんを呼んでみるか?」
「嫌やけど、出番のようっすね。」
烏丸のツリ目は、夜行性動物のように目を光らせていた…。