Last note〜特性を持つ者へ2
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「青山!おはよう!いい波乗ってるか?!」

「おはようございます…難波さんいつの間にサーフィンを。」

チェックアウトした10時丁度に難波さんから着信が入り、皆で海岸に向かうと

ガッツリとサーフィンを楽しみ終わった所だった。

「10時からって宣言したんだが、折角だしそれまで遊んでいた!ここの海は綺麗だな!最高だ!」

爽やかにハツラツとサーフボード片手に空を見上げる難波さん。
筋肉バカとは知っていたが、水着の上からでも分かる均整のとれた肉体美。

まさに男も憧れる程のもので、廣瀬もすっかり魅了されていた。

「えっと…本田刑事と烏丸は?」

「女子高生達と現場の近くに居てるそうだ。
俺は着替えてくる!!」

そう言って更衣室へと去って行った。

「俺もやっぱり、レナさん達と洞窟行こうかな。」

解放感溢れる難波さんの後ろ姿を見送りながら、楽しい方へと軽く現実逃避した。
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