Last note〜特性を持つ者へ2
海沿いのコンクリートの道を歩いていくと、ビーチがある。
今日は天気も良く、夏休みを利用して訪れる客も多いようだ。家族連れやカップル。
中にはサーフィンをやる人もいた…。

午前11時の日照りは既に強いので、
俺達は更衣室へとそれぞれ入り水着に着替える。

「青山、また筋肉付いたか?」

後ろのロッカーで着替えを済ませた廣瀬に背中をじっと見つめられている。

「そうかも。難波さんに日々、鍛えられてるしね。
廣瀬も喫茶店の仕事にしてはキープ出来てるぢゃん。」

男同士で褒め合いのようになって気恥ずかしくなった俺達は、さっさとビーチに出る。
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