Last note〜特性を持つ者へ2
「シャンパン持ってこーい!なんてね!」

長い巻き髪をサイドに流して貝殻モチーフのアクセをとめた。

潮風によって、ロングワンピースの裾が揺れる時。

「ぁあああーっっ!?」

烏丸がレナさんを指差して大声で言った。

動揺して変な烏丸を見たレナさんはキョトンとしている。

「ん?あたし?何か?」

「"EDEN"のっっキャバ…っ!?」

"EDEN"と聞いた俺はピンと来た。

「あー!そっか!あなたシャンパン破壊魔!」

「やめろっ!言うなやぁあ!!」

烏丸は自業自得で恥ずかしくなって、
宿の方に逃げて行ってしまった。
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